アフリカ映画

james3mari2005-07-13

私もジェームスも映画が好き。でもこの頃ハリウッドの映画はなかなか気に入ったものがない。オンラインのレンタルビデオのフリーパスを持ってるのでいつでもどれだけでも3つのビデオをレンタルすることが出来る。あまり暇もないし最初は一ヶ月だけしてみて辞めればいいかって言っていたのだけど結局2月くらいからずっと会員になっている。というのもジェームスが次の学期から日本映画のクラスを教えるから、その準備のためにありとあらゆる日本の映画を見ている。私はあまり興味がなくて見てないけど。すごく古い白黒のから、この頃出た映画までいろいろ。


私がこの頃興味を持っているのがアフリカ映画。「ホテルルワンダ」っていう映画を見てからアフリカに興味を持ったのが始まり。日本では公開されないみたいだけどなぜだろう?アフリカのルワンダ共和国でおこった本当の話。100万人以上が大虐殺された悲しい戦争。どの国も見て見ないふりをした。ほんとつい最近(1994年)に起こってたこととは信じられない。涙涙の映画だった。ニュース映像が全世界へ発信されたことにより国際世論の注目を浴びたとの事。私もそう言えば聞いた事があるような気がする。一番悲しかったシーンは国連や多国籍軍が助けに来た時に白人だけをバスの乗せて去っていってしまったところ。残された人は女性も子供も無差別に殺されてしまった。それでもルワンダの人達は他の国や国連が助けに来てくれるのを待った。印象に残るセリフは「(自分たちがTVニュースに送った市民虐殺の映像を観た)人たちは "Oh, that's horrible!"と言って食卓へ戻って行く」と。
ここで起きていることは遠い遠い世界の話であり、平和の国に住む人たちには関係のないこと。私達日本人やアメリカ人にはなかなか理解できない世界だなあと痛感した。そして私に何ができるだろう?という疑問が残った。


ハリウッドの作り話の映画ではなくて本当に起こった事を知ることができてよかった。それから二つルワンダの大虐殺を描いた映画を見た。ジェームスもアフリカ人の生徒がクラスに多く、英作文などに内戦や飢餓のことを書く生徒が多いのでその生徒達のことを少しでも理解したいという思いが与えられてアフリカに関するものをいろいろと見たり読んだりしている。日本ではあまり公開されているのがなくてソマリアでも戦争を描いた「ブラックホーク・ダウン」くらいかも。でもこれはよくあるアメリカ戦争映画って感じ。


まだまだ映画について書きたい事もあるけどまた続きは次回に。